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はじめに

読者の皆さんへ。



僕がかけだしの絵かきだった頃、役に立つようなイラストの教科書を必死に探したけれど、結局見つからなかったし今でも他人に勧められるような優れた本を知らない。
そこでイラストの業界に深く関わった僕自身が、苦労している君の助けになれるような本を書きたいと思っている。
この本は、絵を描きたい、何かを表現したいという気持ちににかられていて、将来もプロのイラストレーターになりたいと考えているような読者を想定している。
才能は関係ない。やる気とくじけぬ心さえあればいいんだ。



作品に君の内面が表れる


作品にはテーマがあり、目的があり、メッセージがある。それを見る人に伝えるために、最も適した表現方法を考える必要がある。例えば重要なものは強調し、そうでないものは省略して描いたりとかね。ただ人物や物を実物そっくり描くだけじゃだめなんだ。それなら写真の方がいいに決まっているからね。

知識、思想、ものの好き嫌いなど、絵には作者の内面がはっきりと表れる。
絵というものは鉛筆から生まれるのではなく、君の内面から生まれるのだ。
よりよい作品を作るために、君の内面と向き合い、常に前に進んでいく気持ちを持とう。
この本では僕自身が経験し得た知識がまとめられているが、それが君の役に立つかどうかはわからない。
本当は君自身が自ら考え抜き、自由に表現するにこしたことはない。この本に書かれている事は、「一般的なもの」として捉えてほしい。



良い絵は多くの基礎的な要素によって成り立っている



売れる人物画って何だろう?それは「良い絵」に決まっている。じゃあ良い絵ってどんなものだろう。理想的プロポーション、自然なパース、正しい解剖学の知識。説得力のあるポーズや表情、そういった多くの要素が相互に引き立てあって成り立つものだ。そしてそれらの要素が磨かれて、初めて、作者のセンスというものが発揮されるのである。
だから失敗作を描いてしまったら、基本に立ち返ってひとつひとつの要素を検討し、それらが上手く噛み合っているか確かめてみよう。すなわち、優れた人物画の教科書というものは、そういった絵に必要な多くの要素を多角的に解説する必要があるのだ。




イラスト業界は実力が全てだが心配するな!



イラストの業界で食べていくのは難しい事だ。しかし君の技術が上がれば上がるほど、それに比例して収入も増えていくし、業界も君を喜んで受け入れるだろう。トップにいる人間だって最初は下手だった。僕自身だってそうだったから、誰よりも初心者の気持ちがわかるし、ぜひそういう人に教えたい。



個性が重要


個性というのは最も重要な要素だ。他人の作品のマネは絶対に許されない。
流行は天気のように変わりやすい。解剖学や遠近法のようなものはいつだって変わらないが、表現方法は絶えず新しい道を模索しなければならない。もちろん、初心者のうちは沢山のマネをしなければならないが、自ら考え・観察し、本を読むといった経験に勝るものはない。
この本では、人物の動き、解剖学、光と影、顔とその構造など、君の絵が個性的で説得力のあるものであるための「基礎」を提供したい。それはどんなジャンルでも応用できるだろう。



この本の使い方


私はモデルを使って描いたが、君たちがモデルを雇うお金があるとは思っていない。
この本を横において、読みながら模写してみよう。絵そのものよりも、その絵が意味する事を考えながら描くといい。
描かれてある人物を変形したり動かしてみるのもいい。もちろん美術学校でモデルを使って描ける機会があるならそれにこしたことはない。この本で学んだ事を活用して描いてみよう。また、写真を見て描くのも大いに結構だ。
理想的な絵になるようにアレンジして描いてみよう。模写しながらではなく、全体の流れをつかむために最初に一気に読んでしまってもいいかもしれない。

明るいものから暗いものまで描くには柔らかい鉛筆を使いこなす必要がある。
薄くてぼんやりした絵ではだめだ。
つけペンと製図インクを使うといいよ。あまり力を入れずに描こう。
木炭も勉強になる良い道具だ。大きな紙を使って描こう。


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